乳がんは、がんの種類の中でも、再発する確率が高いがんと言われています。乳がんは、内臓にできるがんと違って、皮膚の表面の近くに症状があらわれて、リンパ管をとおって、がん細胞が全身に伝わりやすく、再発や転移の可能性が非常に高いと言われています。
手術でがん細胞を切除しても、その後再発する可能性がゼロであるとは限りません。実は、乳がんの手術を行った患者のうち、その3割近くもの人が再発するという統計データが発表されています。同じ部位に再発することもありますが、乳がんの場合、リンパ節に転移しやすく、他の臓器に転移がみられることもあります。
がん細胞を手術で切除しても、がん体質は残ります。術後の経過観察が必要で、乳がんを発症したあとは、予防治療や定期的に専門医の診察を受ける必要があります。乳がんの手術後も、必ず自己検診を行うことで、しこりをみつけることが可能です。乳がんの再発は、術後から2から3年後ぐらいにみられることが多く、すでに転移している場合もあります。
乳がんが進行すると、がん細胞を切除すれば、乳房の形も変化してしまうので、女性にとっては、喪失感を感じて落ち込む人もいます。乳がんにかかったということを受け入れるには、時間がかかると思いますが、病気とうまくつきあい、治療に積極的に取り組み、前向きな気持ちでいれば、治療法の選択肢も広がることと思います。