冬虫夏草 (とうちゅうかそう) は、乳がんの治療に用いられていることで知られていますが、きのこの種類のひとつで、とくにがん細胞に直接働きかける抗腫瘍の成分が多量に含まれています。冬虫夏草は、中国では千年以上も前から漢方薬として使われてきました。
乳がんだけでなく、さまざまながんの種類の治療薬として、使われていて、きのこの種類の中でも、大変希少価値があります。冬虫夏草は、きのこの種類の中でも一風変わった生態で、昆虫の幼虫に寄生します。中国やチベット、ネパールでは、古代より、不老長寿の妙薬として重宝されてきました。
冬虫夏草は、高山地帯でしか見ることはできません。日本では、滋養強壮の漢方薬として輸入されたことをきっかけに、広まるようになりました。
乳がんの治療では、西洋医学による化学療法や手術による治療と併行しながら、冬虫夏草やその他の漢方薬を取り入れた治療を行うことで、化学療法による副作用をある程度軽減することが可能です。冬虫夏草は、自然治癒力を高めて、免疫力を向上させる作用があり、術後の体力回復にもよいとされています。
西洋医学ととともに、漢方などの東洋医学の発想もとり入れながら、前向きに治療を受けるなど、専門医と治療方針について相談して、納得のいく治療法を選びましょう。